[P2P] Windows Vista SP2 、たぶんWindows7 RTM で外向けTCPコネクション数10が撤廃

1年半前のMVP global summit で tcpip.sysを作っているMSの担当者と
tcpip.sysの制限ってP2PVistaのガジェットとか、最近のコネクション数の多くを必要とするWebサイトを複数見ることに制限がかかっていて将来的にWindowsの遅さになるようなことを話していた。


Vista SP2とWindows7で撤廃されていることを今日聞いた。


Notable Changes in Windows Server 2008 SP2 and Windows Vista SP2 | Microsoft Docs


これによって、1台で100コネクションとか平気で張れるので、複数のP2Pを動かしたり、
たくさんのページを見たりするには、VistaSP2かWindows7が有利となりました。

クライアントにはとってもメリットになります。

  • Webアクセスのレスポンスが早くなる
  • 一度にたくさんのページが見られる
  • TeraTermProなどをたくさん開きっぱなしにできる。
  • P2Pアプリケーションを一度にたくさん動かせる
  • クライアントマシンでパーソナルクローラなどを動かせる

反対に困るのは、今まで1台あたりの最大コネクション数が10で計算されていた機器や仕組み今後問題が発生する可能性があります。

  • IPv4が足りなくなったときの延命策でのキャリアグレードNATの1IPアドレスあたりの収容数
  • 企業のファイアウォールに思った以上のコネクション数が来る可能性