減税して税収を増やす政策

利益が出ると、どうにか節税して含み益を増やして節税しようとします。
つまり所得を減らして、資産を増やしています。
個人も、法人も所得・利益を増やすと税金が高くなるので、税金を経費とみて経費を抑えるために、利益を出さないほうが良くなってしまいます。
つまり、所得を上げたり、利益を出すためのインセンティブがありません。
そのため、そこそこの所得・利益であえて頭打ちにしてしまいます。

そこで、もっと税金を納めさせるにはどうしたらよいか考えてみました。
1年前より、より税金を納めることで、税率が下がれば、毎年税率を下げるために、コストを下げるためにより利益を出すようになると思います。もちろん、低中所得者では意味がなく高額所得者のみになりますが、それによって、税率が下がって、税収が増える効果があります。

例として
個人年収1000万円以上、法人4000万円以上、昨年より個人で15%、法人で20%以上の所得・課税利益を出していた場合、最高税率から2%を10年を限度に割り引くような税制にした場合は、

順調に15%ずつの場合(住民税を含まない)
1年目 10年後
個人1000万円 -> 4000万円
現行  税額 1,764,000 13,204,000
提案(10年後) 5,204,000

おそらく節税していると、よくて200万円程度の納税額が、500万まで増えます。
見た目、減っているようですが、15%ずつの増加を維持するのはかなり大変なので、大半がどこかでリセットされてしまいます。また、ちょうど15%にするのは、会社経営者であれば簡単にできます。


法人の場合 (税額41%で計算)
 1年目 10年後
課税利益 4000万円 -> 2億5000万円 
現行 税額 1600万円 1億円
提案(10年後) 5000万円

年率20%の利益成長を出し続けるには、相当の努力が必要ですが、5000万円も節税できるなら、かなりがんばれることかと思います。節税のためにそのままにした場合の実に3倍も税金を納めているのですが、税金は少なく感じます。

また、20%を超えなかった場合は税率がリセットされるので、利益を出すのに必死になります。

こんな税制になれば、税率を少なくするために、たくさん納税するようになうことは
確実でしょう。
机上の空論ですが、税収を多くするために考えてみました。